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あさぎり通信「相続放棄について」

2018.07.02 | お役立ち情報

 おはようございます。
あさぎり会計事務所の税理士の山根です。

 最近、話題になっているシェアハウスとスルガ銀行の問題について皆様はどう思われますか?

 騙されたオーナーの方は確かに可哀そうですが、
少しキツイかもしれませんが自己責任なので仕方ないのかもしれません。

 勿論、悪いのは、満室の見込みがないのに嘘を言った不動産会社や、
融資を通す為に書類を改ざんしたスルガ銀行なのは事実です。

 でも、上手い話に乗ったオーナーの方々もガードが緩いと思います。

 少子高齢化の時代に家賃が30年保証が出来るという話に飛びつき、
何もしなくても毎月〇〇円も残るんです!に騙されて・・・・

 本人は何もせず、ただ銀行からお金を借りるだけで、後は、勝手に家賃が支払いをし、
更に手元にもお金が残るシステム!
 こんな上手い話には疑いの余地がアリアリではないでしょうか!

 当然、全ての事は否定しませんが、最後は自己責任、自己防衛です。

 とは言え、国のお墨付きを貰って商売をしているスルガ銀行に対して、国には厳しい対応を求めます。

 また、マイナス金利で銀行の収益が圧迫されている現状では、無理に収益を上げる為に、
第2第3のスルガ銀行が出てくるかもしれないので重々気を付けましょう!

 不動産の購入時に、あの銀行は貸してくれるとか、あの銀行は貸してくれないとか、
良く耳にしますが、もし融資を断られたら購入を見直す絶好のチャンスです!
 その不動産や、何か他に原因があるのだと思います。

 何が何でも買うという思いは捨てましょう!!

 ある意味、融資してくれない銀行の方が親切で信頼出来るのかもしれません。

 弊所が配信しているメルマガは主に税金や法律の事ですが、何かの自己防衛の手助けになれば幸いです。

 という事で、前置きが長くなりましたが、本日の内容です。
 
 
 
★ ★ ★ ★本日のテーマ★ ★ ★ ★

● 相続放棄について

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
 
 
 
■ 概要 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 相続放棄と聞くと、債務(借金)の方が明らかに多い場合を想像する人が多いのではないでしょうか?
大抵の場合に、その想像は正解でしょう。

 何故なら、相続は預金や不動産や株などのプラスの財産は勿論、借金などのマイナスの財産
承継するので、マイナスの方が多いのに好んで相続する人はいないはずです。

 ところが、明らかにプラスの財産が多い場合でも、あえて相続放棄する事により
有効になるケースもあるのです。

 尚、相続の放棄をする場合には、被相続人(亡くなった人)が亡くなった日から3ヶ月以内
家庭裁判所に一定の書類の提出が必要です。
 
 
 
■ プラス財産が多い場合でも相続放棄が有効なケース ━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 明らかにプラスの財産が多いのに相続放棄する人なんているの!
と思われるかもしれませんが、次の様なケースです。

 〇 親より先に子が死亡
 〇 更に、その死んだ子が相続税が発生するぐらいの財産を保有

分かりにくいと思うので、具体例で説明します。

 〇 家族構成:父(妻は既に死亡)、長男(独身)、次男(既婚)
 〇 財産状況:父5,000万円、長男1億円、弟2,000万円
 〇 長男が突然死亡
 〇 長男の死亡後5年後に父も死亡
 (注)長男死亡後、父の財産は増減しないと仮定

この様な状況で、相続放棄しないケースと相続放棄するケースの相続税の違いを見て下さい。

(長男死亡時に父が相続放棄しない場合)
 (1)長男の死亡による相続税
    相続人
    相続税:〇 課税財産:1億円-3,600万円(基礎控除)=6,400万円
        〇 相続税:6,400×税率等=1,220万円
 (2)父の死亡による相続税
    相続人次男
    相続税:〇 課税財産:5,000万円(父分)+1億円(長男分)-1,220万円
         (長男分の相続税)-3,600万円(基礎控除)=1億180万円
        〇 相続税:1億180万円×税率等-610万円(注)=1,762万円
  (注)相次相続控除額として長男分相続税の5年/10年分を控除
 (3)長男分の相続税と父分の相続税の合計
  (1)+(2)=2,982万円

(長男死亡時に父が相続放棄した場合)
 (1)長男の死亡による相続税
    相続人次男←父が相続放棄した為、弟が相続人になる
    相続税:〇 課税財産:1億円-3,600万円(基礎控除)=6,400万円
        〇 相続税:6,400万円×税率等×1.2(注)=1,464万円
  (注)一親等の血族以外が相続した場合の割増規定
 (2)父の死亡による相続税
    相続人次男
    相続税:〇 課税財産:5,000万円-3,600万円(基礎控除)=1,400万円
        〇 相続税:1,400万円×税率等=160万円
 (3)長男分相続税と父分相続税の合計
  (1)+(2)=1,624万円

 相続放棄しない場合とする場合での税額のは何と1,358万円!

 相続放棄により、2割加算の適用を受けてもこんなに差額が出るんです。
非常にレアケースかもしれませんが、知らないと大損です!

 相続放棄は、借金が多い時だけ!という固定観念は捨てましょう。

 尚、今回は説明の為に、少し極端な設例にしました!
 
 
 
■ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 今回の話はいかがでしたか?

 税金の事は、税理士さんに任せているから、
 法律の事は、弁護士さんに任せているから、
 病気の事は、お医者さんに任せているから、
 不動産の事は、不動産会社に任せているから、
 お金の事は、銀行に任せているから、

 本当にそれでいいのでしょうか??

 専門家だからと言って何でも知ってる、出来る訳ではありません!
自己防衛の為に、〇〇に任せきりにしないで、知識や情報を取り込みましょう!

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