あさぎり通信「知らないと損する確定申告 障害者控除」
おはようございます。
あさぎり会計事務所の税理士の藤田です。
確定申告の忙しい時期が終わり、週末は家族と過ごす機会が増えました。
先週末は、神戸のキッザニアに行ってきました。
キッザニアは、子供が職業体験できる人気のテーマパークで、多くの家族連れの方がいました。
子供が仕事のユニホームを着る姿は、とてもかわいいですね。
弊所のスタッフから教えてもらったのですが、神戸には、子供しか入れないパン屋が
あるみたいですね。もっと早く教えてもらっていたら行っていたのにと後悔しました。
次回は、このパン屋にも行ってみようと思います。
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● 知らないと損する確定申告 障害者控除
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■ 障害者控除の基本 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
障害者控除とは、障害のある方が受けられる所得税の所得控除(優遇措置)のことです。
具体的には、給与所得、事業所得などの合計所得から障害者控除を引くことができます。
<控除額>
特別障害者 40万円
(納税者本人と同居している扶養親族が特別障害者の場合75万円)
障害者控除 27万円
<対象者>
障害者控除の対象になる障害者は、法律で決まっています。
一般的には、障害者手帳を持っている方です。
さらに、特別障害者とは、障害の程度が1級又は2級の方です。
所得税の確定申告の際、ご自身やご家族に障害者の方がいる場合には、上記の規定により
障害者控除の適用を受ける事ができます。
障害者控除の適用にあたっては、障害者手帳を持っているか、持っていないかによって
判断しているのではないでしょうか。
実は、障害者手帳がなくても、障害者控除を受ける方法があるのです。
■ 知らないと損する確定申告 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
障害者手帳がなくても、市町村が発行した「障害者控除対象者認定書」があれば、
障害者控除、特別障害者控除を受けることができます。
確定申告を税理士にお願いしていても、このようなアドバイスを受けていない方が
多いかもしれません。
<手続き>
「障害者控除対象者認定書」の手続きは、市町村で行います。
先日、私はお客様と一緒に呉市で手続きを行いました。
手続きは、すごく簡単です。医者の診断書などなくてもできます。
過去にさかのぼって証明書を発行してもらうことも可能です。
<対象者>
介護の認定や障害の程度によって「障害者控除対象者認定書」を取得することができます。
65歳以上の寝たきりや認知症の方などです。介護認定の内容と障害の内容によって変わります。
介護認定を受けている方は、ぜひ市町村で手続きをされてみてください。
<障害者控除の申告漏れがある場合>
平成25年度の確定申告から更正の請求(税金を還付してもらう申告)が可能です。
確定申告の更正の請求をした場合には、所得税の還付だけでなく住民税、国民健康保険料又は
後期高齢保険料、介護保険料の還付も受けることができます。
■ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
今回の障害者控除のお話はどうでしたか。
「障害者控除のことは知っているし、簡単な申告なので、税理士報酬がもったいないから
自分で確定申告をやってみる」という方も多いかもしれません。
しかし、今回のケースの様に税理士にお願いしていれば、税理士報酬を含めてもトータル的に
安く済んだというケースはよくある話です。
弊所の場合、節税対策の提案だけでなく、相続対策、事業承継対策、借入金の銀行対策、IT対策など、
幅広くお客様にメリットのあるアドバイスを行っています。
あさぎり会計は、広島で有数の会計事務所と自負しております。
初回の場合には、相談無料となっておりますので、ぜひご気軽にご相談ください。