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あさぎり通信「消費者契約法」

2018.04.02 | お役立ち情報

 おはようございます。
あさぎり会計事務所の税理士の山根です。

 4月になり、桜も咲き誇り、気持ちも何だか高まる今日この頃ですが、
弊所では本日から新入社員を迎え入れ新しい年度の始まりです。

 多くの企業も今日が入社式ではないでしょうか?
初心を忘れないように業務に励みたいと思います。

 さて、本日の内容は「消費者契約法」です。

 税金の話ではありませんが、
最近、アパ-ト建築の契約をされた方からの相談で、実際にあった話です。
その契約内容があまりにも酷かったので注意喚起の為のご案内です。

 ちなみに、その建築会社はCMも流れ、多くの人が聞いた事のある会社です!
本音は、被害拡大を防ぐ為に実名を公表したいのですが、流石に出来ないのでご了承ください。

 「消費者契約法」でも対抗出来ないように巧妙に又、契約書でガチガチに固められていました。
結果的には、対抗するのが難しい状況でした。
 似たようなケ-スに遭遇しない様に参考になれば幸いです。
 
 
 
★ ★ ★ ★本日のテーマ★ ★ ★ ★

● 消費者契約法

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
 
 
 
■ 概要 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 まず、消費者契約法の定義は以下の通りです。
消費者と事業者の情報力・交渉力に格差があることを前提とし、悪質な事業者から
消費者を保護する法律のこと。消費者と事業者との間のすべての契約に適用する。

 事業者が事実と異なる内容を伝えたり、消費者にとって不利益となる事実を告げない
などの不当行為があった上で、消費者が困惑または誤認したまま締結した契約については、
取り消しまたは一部を無効とすることができる。

 消費者と事業者では、両者の間には持っている情報の質・量や交渉力に格差があり
この様な状況を踏まえて消費者の利益を守るために出来た法律です。

 相続税の節税対策でアパ-ト建築はよく行われます。
 その時に、本来の契約内容(特に収支の事)についてはあまり言及せず、
節税の事ばかりを売りに契約を進めていくケ-スが多いのではないでしょうか?

 その結果、何年、何十年後に収支が合わなくなり、借入金が返済出来なくなる!
というケ-スが近年増加している様です。

 この場合に、何十年後では当然訴える事は出来ず、泣き寝入りです。

 ただし、消費者契約法により契約を取り消すことが出来る場合には、追認をする事が出来る時(注)
から、1年間又は契約の締結の時から5年間に限り取消権を行使する事が出来ます。

(注)言葉が難しいですが、「追認をする事が出来る時」とは、消費者が誤認したことを気付いた時や
困惑を脱した時等、取消しの原因となっていた状況が消滅した時、という意味です。

 簡単に言うと、
追認をすることが出来る時から1年間又は契約締結時から5年間であれば取消権を行使できます。

 ここまでは一般的なお話ですが、実際にあった事例で、注意して頂きたい内容は以下の通りです。
 
 
 
■ 注意点 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 大前提ですが、「消費者契約法」は、消費者(注)が対象です。

(注)消費者契約法における「消費者」とは個人(事業として又は事業の為に契約の当事者となる
場合を除く)に限られます。事業者(法人)は対象にはなりません

 税金対策で、身内だけが株主や役員の不動産管理会社を設立するケ-スがあります。
この不動産管理会社は、中身は個人(消費者)と変わらないとは言え、対外的には立派な事業者(法人)です。
当然、不動産管理会社が結んだ契約は、「消費者契約法」の対象外です。

 実際にあった事例では、
 ○ 当初、個人との間でアパ-ト建築の契約を締結する
 ○ その後、契約者を法人に変更している

 たまたまなんですかね~!
何だか非常に悪意を感じるのですが、後の祭りです!

 さあ、こうなると最終的な契約者は消費者(個人)ではないので、「消費者契約法」で
対抗する事は非常に難しくなります。
契約を行う際には、複数の方や専門家に相談してからにしましょう!
更に、会社(法人)の場合には、より慎重に行って下さい。

 くどい様ですが、事業者(法人)に消費者契約法は適用されません!
 
 
 
■ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 2014年に始めたブログ配信も4年目に突入しました。
当初は、どうせ続かないから止めた方がいいと言われましたが、皆様方のおかげで3年間継続できました。

 たまにお会いする方から、「読んでるよ!」と言われるのが凄く励みになります。

 ただ大前提ですが、ブログの目的は、自己満足ではなく、皆様方への有益な情報提供です。
今まで以上に内容を吟味し配信し続けますので、引き続きご拝読の方、宜しくお願いします。

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