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あさぎり通信「一般社団法人等を利用した節税対策の改正」

2018.03.05 | お役立ち情報

 おはようございます。
あさぎり会計事務所の税理士の山根です。

 あっという間に3月になりましたね!
ポカポカ陽気の日も増えてきて、あんなに寒かった冬が嘘のようです。
とは言え、昼と夜との気温差が激しい日もあるので、体調管理には十分気を付けましょう。

 さて、本日のテ-マですが、前回の私の記事で説明出来なかった、
平成30年度税制改正の「一般社団法人等を利用した節税対策の改正」です。

 個人的には、やっぱりね、当然でしょう!という感じです。

 これは、相続税の節税に利用されていたスキ-ムなのですが、知らない人は勿論、
既にこのスキ-ムを利用されている人も注意が必要です。
 
 
 
★ ★ ★ ★本日のテーマ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

● 一般社団法人等を利用した節税対策の改正

★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
 
 
 
■ 改正前の概要 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 まず、この内容を知らない方もいらっしゃると思うので、現状(改正前)の概要を理解してください。

1.概要

 最初に、「社団法人」と聞くと、何だか公益的なイメ-ジを連想するかもしれませんが、
平成20年から公益性が無い法人、つまり営利追求のみでも「社団法人」を設立する事が可能となりました。
このように、公益性なしで設立された法人の事を「一般社団法人」と言います。
 手続きも、株式会社の設立と同様に、簡単に行う事が出来ます。

 尚、公益性について厳格な審査をパスした法人は、「公益社団法人」と呼ばれ、
税制上のメリット等を享受出来ます。

 因みに、度々、世間を騒がす「相撲協会」は公益認定を受けていますが、、、、、、
本当に公益性があるんでしょうかね!!

2.ポイント

 一般社団法人には、株式会社の様に株(持分)がありません。
この持分が無い(注)という仕組みを利用(悪用)して、相続税の節税を行うのです。

(注)株式会社の場合には、法人に利益が蓄積されると、株価が上昇し、相続税の課税対象金額が増加する。

3.節税の手順

 ○ 親(財産を持っている人)が、代表者となって「一般社団法人」を設立する
 ○ 設立した「一般社団法人」に、資産を移転する
 ○ その後、子供に代表者を変更する
 ○ その後の、又、その後、子供の子供へ代表者を変更する

 これを、永遠に繰り返せば、法人に蓄積された財産を、相続税を払う事なく、次世代へ相続させる事が出来る。

 すごい仕組みですよね!!

 これが駄目出しになったんです。
 
 
 
■ 改正内容 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

1.概要

 一定の要件に該当する場合には、一般社団法人に相続税が課税される。

2.一定の要件

 ○ 特定一般社団法人等(注)に該当する場合
(注)特定一般社団法人等とは、一般社団法人のうち
   「相続開始直前」または「相続開始前5年以内のうち合計3年以上の期間」
   のいずれかにおいて下記の要件を満たすもの

   同族役員数の総役員数に占める割合が50%超

 ○ 役員(理事)が死亡した場合
 (注)相続開始前5年以内のいずれかの時に特定一般社団法人の役員であったものも含む

3.課税される相続税額

 特定一般社団法人の純資産額をその死亡時の同族役員の数で除して計算した金額

4.課税時期

 平成30年4月1日以後の、一般社団法人の役員の死亡した時より
 尚、 一定の経過措置あり

5.まとめ

 簡単に言えば、一般社団法人で身内の役員の占める割合が50%超だと、内部留保した
金額の内、一定額に相続税がかかると言う事です。

 では、身内の割合を50%以下にすればいいですが、他人は裏切る可能性があります。

 他人を役員に入れれば、相続税を回避出来るかもしれません。
しかし、他人に財産を取られるかもしれませんよ!
これでは本末転倒です!
 
 
 
■ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 今回の話はどうでしたか?
当たり前の改正だと思います。

 当初、このスキ-ムを提案する税理士やコンサルタントが沢山いました。
提案した税理士等を訴える訴訟が全国的に多発すると予想されます!

 私にも相談された方もいますが、個人的には、気持ち悪いのでお勧めしませんでした。
「節税」の域を超え、「租税回避行為」としか思えなかったからです。
逆に、今回、法整備されてスッキリして良かったと思います。

 既に、このスキ-ムを利用されている方は、早急に改善しなければなりません。
「一般社団法人」の解散や資産の再移転等を検討しないといけませんが、
お困りの場合にはお声かけ下さい。

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