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あさぎり通信「税務調査中に修正申告を提出するとどうなるのか?」

2017.04.04 | お役立ち情報

 おはようございます。
税理士の山根です。

 年度末も終わり4月になりました。

 4月はが咲いたり、入学式や入社式など新しい出会いもあり、
ポカポカ陽気で何となく楽しくなる月ですね!
 私の下の娘も今月から年少さんです。

 ただ、税務的には、あまり浮かれてはいられません!!

 春の税務調査シ-ズンの到来です!

 到来するのはだけでいいのですが、原則、所得税の確定申告の期間中(2/16~3/15)は
税務調査が凍結するので、税務署は年度末(6/30)に向けて追い込みを始めます。

 今回の内容ですが、そんな税務調査の中、税務調査が開始され、調査の実施中に
自ら誤りに気付いて、自主的に修正申告書を提出したらどうなるのでしょうか?

 ここでポイントになるのが、自主的に修正申告書を提出した場合には、
過少申告加算税(修正した本税に対して5~15%の罰金
重加算税(修正した本税に対して35~50%の罰金
がかかりません。

 税務調査期間中に修正申告書を提出した場合にも、同じ様に、
加算税等はかからないのか、という事です。

★ ★ ★ ★本日のテーマ★ ★ ★ ★ ★ ★ ★

● 税務調査実施中の修正申告書の提出

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■ 概 要 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 税務調査が実施され、その実施中に調査官に指摘される前に誤りに気付き、
修正申告書を自ら提出した場合の加算税等はどうなるのでしょうか?
もう少し平たく言うと、加算税等の罰金は取られるのかと言う事です。

 この件に関して、平成24年9月25日に東京地裁の判決があります。
この事件の内容は、

○ 減価償却の特例(増加償却)を適用して申告
○ この特例の適用の為には、届出書の提出が必要だが提出していなかった
○ 調査が始まって、届出書を提出していない事に気付き自ら修正申告書を提出
○ 修正申告書を提出した時点では、調査官はこの事に気付いていない
○ 後日、税務署は過少申告加算税を賦課決定する
○ これを不服とし、裁判まで行き、結果、納税者の勝訴

 この事件は、修正申告書の提出が「その申告に係る国税についての調査があった
ことにより当該国税について更正があることを予知してされたものでないとき」に
該当するか否かという事が争点となりました。

 何だか難しいですが、明らかに税務署に気付かれる可能性が高いと予測される場合には、
税務署から指摘される前に自ら修正申告を出しても、加算税は取るよ!という法律です。

 結局、この事件の勝訴理由は何点かありますが、その中で、

○ 否認される事が、「客観的に相当程度の確実性」をもったものではない

という事で、納税者の勝訴となり、加算税はかかりませんでした。

 「客観的に相当程度の確実性」とは、誰が見ても明らかな場合、を言うので、
現実的には、税務署が客観的に立証するのは難しいでしょう
結論は、調査期間中でも、自ら修正申告書を出せば加算税はかからないのです。
 
 
■ 改 正 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 この取扱いが、「平成29年1月1日以降に申告期限が到来する国税」については、
税務調査の実施後、調査官に指摘される前に修正申告書を提出しても加算税の対象となります

 国税も、裁判事例が出てる以上、このようなケ-スで加算税を取る事は出来ないとなれば、
法律を変えるしかないのです。

 この春の税務調査の対象期間は、平成29年1月1日以前だと思うので、もし、自ら誤りに
気付いた場合には、修正申告書を提出しましょう。
 
 
■ 編 集 後 記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

 そもそも論として、申告書を提出する前に、よく検討しチェックを重ねるのが
原則ですが、人間のする事ですからミスはつきものです。

 春の本格的な税務調査に備えて、税務調査中に、自ら誤りに気付いた場合には、
遠慮せず、修正申告書を提出しましょう。

 使えるのは今の内ですよ!

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